当社は1896年に長野県・善光寺のお膝元で麻問屋として創業し、その後、麻と絹の廃材を活用して機能材(絹麻パッキン)を上田蚕糸専門学校(現 信州大学繊維学部)との産学官連携によって発明。この発明を機として1944年に現在の会社組織を設立し、商業から工業への転換を図りました。その後も時代のニーズに合わせ、扱う素材や製品を転換しながら幾度の困難な時期を乗り越え、お陰様を持ちまして2024年に会社設立80周年、来る2026年には創業130周年を迎えます。
当社グループは国内外に5つの法人と3つの製造拠点を構えております。それぞれが力強く独立し補い合うことができる体制を敷くことで、半導体産業や自動車産業をメインマーケットに、フッ素樹脂や繊維強化プラスチックといった最先端の素材や加工部品、そして機械装置等を安定供給することができるバリューチェーンを構築しております。
一方、創業当時から大切にする「限りある資源を有効活用し、繁栄と幸せを分かちあう」の社是は、サーキュラーエコノミーやWell-beingなど現代社会において我々が目指すべき姿そのものであり、当社にはその先駆けともいえる精神が脈々と流れております。
この精神を基とし、グローバル社会で必要とされ続けると共に、地域に根差し、持続可能な社会の実現に貢献できる企業を目指して、プロダクト&プロセスイノベーションの取り組みを加速させてまいります。
各方面のステークホルダーの皆様におかれましては、引き続きご指導・ご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役会長 春日 英廣
代表取締役社長 春日 孝之